
2018年7月19日(木) 神奈川新聞に記事が掲載されました!
現在、下小田中・今井・武蔵中原・武蔵小杉と続々と「絵本」の寄贈申し出が届いています。
「1冊」からでも私が自転車で受け取りに参りますので、宜しくお願いします。
絵本を「地域の財産」に
家庭の本棚に眠る絵本の寄贈を呼び掛けている青年がいる。川崎市内で読書普及活動に取り組む一般社団法人「ビブリオポルトス」代表理事の小松雄也さん(27)。寄せられた絵本は地域の保育園に届け、「地域の財産」として子どもたちに手にしてもらう。地元の中原区を中心に子育て世代の流入が進む中、絵本を地域の結び目にしたいとの思いも込められている。(石橋 学)
保育園 寄贈呼び掛け 読書普及団体「ビブリオポルトス」
川崎を絵本があふれるまちにしたい―。大志を抱き、まずは読書週間中の10月末までに千冊を集め、市内の40の保育園に寄贈することを目標に掲げる。
「絵本は子どもが最初に出会う物語。手元に多様な作品がそろっていれば、それだけ可能性が広がる。何より貸し借りできるのが本の良さ」。手にした本が面白いと思ったら、共感を求める気持ちが芽生え、友達に薦めたくなる。共感されたり、されなかったりしながら、それぞれが違う存在だと知っていく。読書は人生を豊かにし、社会をも豊かにする。確たる信念が活動の原動力だ。
保育園への寄贈を思い立ったきっかけは、地元で保育士になった幼馴染の一言。
「絵本が不足している、と。保育園が急激に増えて予算が限られる中、後回しにされていた」
子どもが大きくなり、手に取られなくなったままの絵本は少なくないはずだ。地域の子ども達の役に立つなら、きっと進んで提供してくれる。そのアイデアは、読書離れを食い止めようと腐心する中で着想を得た。
法人の設立は大学時代の2014年。面白い本を紹介し合う書評合戦「ビブリオバトル」に出会った翌年だった。その普及に専念するため出版取次大手を1年で辞め、教員相手に講演をしたり、子ども一人一人の興味関心に沿った本を薦める「選書図書運動」を始めたり、今年、インターネットで資金を募るクラウドファンディングで児童養護施設(川崎市中原区 新日本学園)に選書図書を寄贈すると自身の変化に気づいた。
「『あの本、読んでくれているかな』と頭をよぎる。甥や姪に贈り物をしたおじさんの気分。子ども達を親戚のように感じられるようになった」
武蔵小杉駅前にはタワーマンションが立ち並び、ベビーカーを押す家族が行き交う。都心へのアクセスの良さから「住みたい街ランキング」上位の常連になり、地元の景色は一変した。一方で新旧住民の交流の薄さが気掛かりだった。「絵本のやりとりが出会いのきっかけになる。親しみが湧けば保育園を『騒音』に感じるような問題も起きない」。絵本がどの保育園に寄贈されたかを提供者に伝え、つながりを実感してもらえるようにした。絵本は寄贈者がメールで連絡後、小松さんの自宅へ郵送する仕組み。それでも「できる限り直接受け取りに行く。車を持っていないので範囲は限られるけれど」。顔の見える関係づくりはまず自分から、自転車にまたがり街を巡る。「それぞれの地域で絵本を募ってくれる人も探して行きたい」
連絡のメールはkomatsu16yuya@hotmail.co.jp まで。
郵送先は〒211-0041 中原区下小田中2-21-17-206
まったく関係ありませんが、先日母校の川崎市立下小田中小学校「おやじの会」でソフトボール大会に出場し、地域の小中19校が参加する中、11打数10安打3ホーマーの大活躍で優勝を手にしました!
https://www.townnews.co.jp/0204/2018/07/20/441286.html
地域の繋がりが「絵本のまち、かわさき」運動の成功にも繋がるはずです。
これからも宜しくお願いします。
一般社団法人ビブリオポルトス代表理事 小松雄也