「絵本のまち、かわさき」と社会起業家 小松雄也の活動記録

【経歴】神奈川県川崎市出身。明治大学法学部を卒業後、出版業界最大手に就職。入社1年目で複数の企画で全社1位となり、社内のビジネスコンテストでは優秀アイデア賞を獲得。その後独立。 学生時代に周りの「読書離れ」が進んだ現状に強い危機感を抱く。大学図書館で一人奮闘する中、書評合戦ビブリオバトルと出会い、本を通じた人々の交流に可能性を見出す。2014年に読書を通じた世代間の交流、地域活性化や読書教育へと本格的に取り組むため、在学中に一般社団法人ビブリオポルトスを設立。小中学校での読書教育や、新聞で書評を担当する等、精力的な読書普及活動を続ける。第31回人間力大賞 会頭特別賞。「川崎市における読書普及活動」で第10回マニフェスト大賞 審査委員会特別賞(秋吉久美子選)を受賞。

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本日の舞台は2014年11月3日(月祝) 川崎市岡本太郎美術館&川崎市立多摩図書館&一般社団法人ビブリオポルトスの合同イベント!
開館時には当時小学生の私は、川崎市立下小田中小学校の社会科見学として訪れた美術館にて、その15年後にはイベントを任されるという何だか感慨深い1日でした。

「TARO本で語ろう!」岡本太郎美術館ビブリオバトルは、文化の日に川崎市岡本太郎美術館にて行われました。
本イベントは美術館開館15周年記念「TARO祭り」のラストを飾る催しとなり、70名の川崎市民が参加しました。
TARO祭り ポスター
TARO祭り ポスター_01
お勧めの本を紹介し観客が一番読みたいと思う本(チャンプ本)を決める書評合戦「ビブリオバトル」今回は「TARO本」をテーマとして岡本太郎に関連する書籍で開催しました!
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8人の出場希望者が集まり、4人によるビブリオバトルが2回行われました。
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・「沖縄文化論」岡本太郎
・「自分の中に毒を持て」 岡本太郎 青春文庫
・【チャンプ本】「自分を賭けなきゃ」岡本敏子
・「今日の芸術」岡本太郎
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・「かの子繚乱」 瀬戸内晴美(寂聴)講談社文庫
・「一平かの子 心に生きる凄い父母」(チクマ秀版社)
・【チャンプ本】「美の呪力」
・「自分の中に毒を持て―あなたは“常識人間"を捨てられるか」2014_11_03_074782014_11_03_07472
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こんなに壮絶なビブリオバトルがあるのか!というのが率直な感想でした。
「私、この本で離婚の危機を乗り越えたんです」という冒頭から飛ばしてくる女性や、本の紹介中に朗読して涙を流し始める女性(熱量が凄かった)等、岡本太郎好きには濃い人(褒め言葉です)しか集まらないのかと驚愕したことを覚えています。

このイベントの様子は下記のハンドブックに寄稿していますので、一読していただければ幸いです。


私自身も岡本太郎が大好きで「自分の中に毒を持て」は座右の書の一冊です。朝日中高生新聞20160417 「自分の中に毒を持て」岡本太郎
このような濃厚に過ぎるイベントをまた開催したいですねー!
開館当時は小学生だった私が、15周年記念のイベントを任されるという感慨深い1日でした。
読書の秋でもある「文化の日」にこのようなイベントを担当できたことを光栄に思います。
「読書のまち、かわさき」をこれからも盛り上げて行きたいです。


小松雄也





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本日の舞台は2014年9月28日(日)の出来事。
一般社団法人ビブリオポルトスを社会起業してから初のイベントです。
第二回多摩図書館
川崎市立多摩図書館では当時の鈴木館長が素晴らしい人物で、プレスリリースや川崎市内の大学(明治大学・専修大学・日本女子大学)へのポスター掲示&チラシ配布等、精力的にサポートをしていただきました。
今回で多摩図書館では2回目となるビブリオバトル入門&体験講座、川崎市民の方を中心に24名の方が参加してくれました。
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多摩図書館館長の挨拶から始まり、事前に公募した4名の方にエキシビジョンマッチへ参加していただきました。
・【チャンプ本】「范の犯罪」 志賀直哉 岩波文庫 小僧の神様他十篇から
・「神経症の時代 わが内なる森田正馬」 渡辺利夫 TBSブリタニカ
・「なまけもののさとり方」 地湧社 タデウス・ゴラス
・「テヘランでロリータを読む」 白水社 アーザル・ナフェイシー10635858_572091536251201_6147209798722388531_n
以下、4人一組のワークショップで紹介された本です。
・【チャンプ本】「すごい虫のゆかいな戦略」 BLUE BACKS 安富和男
・「科学と宗教と死」 集英社新書  加賀乙彦
・「脱会」  神保タミ子
・「森は海の恋人」 文春文庫 畠山重篤10710564_572091446251210_2870746136136528893_n
・【チャンプ本】「太陽の子」 角川文庫 灰谷健次郎 
・「はぐろとんぼ」 かがくのとも 吉谷昭憲
・「鈍感力」  渡辺淳一
・「清兵衛と瓢箪・網走まで」  新潮文庫 志賀直哉10672212_572091506251204_5870378298428563057_n
・【チャンプ本】「世界の食べもの――食の文化地理」 講談社学術文庫 石毛直道
・【チャンプ本】「人をめぐる冒険」 高木悠鼓
・「自分の中に毒を持て」 青春出版 岡本太郎
・「The Lazy Man's Guide to Enlightenment 」Thaddeus Golas  
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・「都会のトム&ソーヤ(1)」  講談社文庫 はやみねかおる
・「ロリータ」 新潮文庫  ウラジーミル・ナボコフ1907824_572091416251213_6861376952955184003_n
次回、多摩図書館との共催事業で、岡本太郎美術館ビブリオバトルを開催します!
2014年11月3日(月祝)は文化の日であり、川崎読書週間の日でもあります!

ここから様々な企業・団体とのビブリオバトルが始めります。
川崎市から始まり、多くの人達と出会う素晴らしいご縁に恵まれました。
これからも読書普及に邁進します!

小松雄也