舞台は2014年3月21日(金)
神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙「タウンニュース」に記事が掲載されました。
(「なかはらメディアネットワーク」のご縁です。)
タウンニュース中原 人物風土記035
この写真、大雨の日に取材があったので髪が濡れています。
ジャケットもあったのにびちょびちょ。タートルネックより上で撮りました笑
https://www.townnews.co.jp/0204/2014/03/21/229733.html

【ビブリオバトル(書評合戦)を通して市内で読書文化を盛り上げる活動をする】
小松 雄也さん 井田杉山町在住 23歳(当時)

「尖れ、危険な方へ」
◯…数人がおすすめの本を紹介し、どの本が一番読みたくなったかを観客が決める書評合戦「ビブリオバトル」。昨年行われた全国大会のファイナリストであり、地元・川崎で広めたいと普及委員を務める。「市民が本を通じて交流できるのがビブリオバトルの魅力」。『読書のまち・かわさき』を応援し、より盛り上げたいと、ブログで本の紹介をするなど積極的に活動する。
◯…ビブリオバトルを知ったのは昨年6月。友人から教えてもらい「おもしろそうだな」と全国のナンバーワンを決める大会に出場した。予選、地区決戦、準決勝と勝ち進み、5人のファイナリストの一人に。優勝は逃したものの「自分の紹介した本を手にする人が多くて嬉しかった」と笑顔を見せる。その後、中原図書館、中原区役所の後援を得て、ビブリオバトルを2回開催。今後も区内の図書館で開催していくという。
◯…下小田中小学校、西中原中学校、日本大学高校を卒業した。リーダー気質で中学時代は6期連続で学級委員長を務めた。その他にも応援団長、合唱コンクールの伴奏者など、さまざまな役を経験。高校卒業後には語学留学でカナダに渡った。海外での経験を通して「なんとでもなるという覚悟ができた」と振り返る。これまでに感銘を受けた本は川崎出身・岡本太郎の『自分の中に毒を持て』。「尖れ、危険な方へ進めという考え方がいいなと思った」
◯…ビブリオバトルの普及など活動を続けるうちに、地元に新しい図書館を作り、川崎市を全国のモデルケースにしたいと思うように。現在は日本の図書館の良し悪しを知るため、市内の図書館へ取材を重ねている。さらに、日本より文化が進んでいるニューヨークへの留学を検討中。そして、将来は図書館コンサルティングのような仕事に就きたいという。「芸術・文化が育つ場所として図書館を地域コミュニティの拠点にしたいですね」

当時は大学二年生ですが、この記事だけだと学生である記述が見当たりません笑
当時から考えていることの主軸は全く変わっていませんね。
今も昔も「読書のまち・かわさき」を盛り上げたい一心で活動しています。
記事の中で言及されている岡本太郎の本はこちらです。

自分の中に毒を持て<新装版> (青春文庫)
この本は浪人時代に同じく浪人の友人から紹介されて(勉強しろ)読み込んだ本です。
辛い時、現状に甘えそうな時、この本は大きな活力を与えてくれます。
書いた時期は2016年4月17日で少し未来にずれますが、朝日中高生新聞という中学生・高校生向けの新聞で半年間書評を連載した際、こちらの本を紹介したのでそのレビューを掲載します。
朝日中高生新聞20160417「自分の中に毒を持て」岡本太郎
「あなたの情熱を探して」
私は学生時代から、書評合戦「ビブリオバトル」を通じて、読書の楽しさをたくさんの人と共有したいという思いで活動しています。「己の夢にすべてのエネルギーを賭けるべき」。芸術家・岡本太郎の言葉は、挑み続けるすべての人たちの心に、深く突き刺さります。 
岡本太郎の言葉に出会ったのは、浪人時代。当時の私は慣れ親しんだ土地を離れ、一人勉強に打ち込む中で、深い孤独を感じていました。そんな時期に、この本を何度も読み返すと、体の奥底から情熱が湧き上がって来るのを感じました。「読書の面白さを、一人でも多くの人に伝えたい」。情熱を胸に、法人を立ち上げてからは、無我夢中の毎日。一冊の本との出会いから、夢が実現して行く――目標が少しずつ形になって行く中で、あの頃の孤独は、もはや感じなくなりました。 
何か魅力に感じたことに対して、全力で突き進んでみる。何時間続けても苦にならない、夢中になれることを探してみる。それさえ分かれば、どれだけ困難な道であっても、必ず突破することができるはずです。 
あなたの情熱はどこにありますか?

この記事も日販で新人をしながら書いていたのだなぁ、としみじみ思います。
まさか岡本太郎美術館と仕事をする等、この時は想像もしていませんでした。
「読書のまち・かわさき」を盛り上げる活動はまだまだ続いて行きます。

小松雄也