これは本当に悔しくて可笑しかった話。
舞台は2017年6月23日~7月23日の一幕。
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公益社団法人日本青年会議所(昨日のマニフェスト大賞にも協力で入ってました)が主催の
第31回人間力大賞で会頭特別賞をいただきました。(真夏にスーツを着てる大きいのが私)
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【人間力大賞とは】人間力大賞は、1938年に米国青年会議所によって始まったTOYM(Ten Outstanding Young Men- 十人の傑出したアメリカの若者たち)が起源です。
近年になりTOYP(The Outstanding Young Persons)として世界各国の青年会議所の活動へと広がりました。
過去のTOYM・TOYP大賞受賞者には、ジョン・F・ケネディー、ベニグノ・アキノ、ヘンリー・キッシンジャーなど、多数の著名人が含まれており、1971年にはエルヴィス・プレスリーも受賞しています。JCI TOYPホームページ(英語)では受賞時のエルヴィスのインタビュー動画もご覧いただけます。
日本では、1987年に公益社団法人日本青年会議所にてTOYP大賞がスタートし、2001年の日本JC50周年、TOYP大賞15周年の節目に事業名称を「人間力大賞(青年版国民栄誉賞)」と変更し、今日にいたっています。
公益社団法人日本青年会議所では、熱い情熱を持って活動している”光輝く傑出した若者”を代表する人間力大賞事業を「青年版国民栄誉賞」と位置づけ、日本の明るい豊かな未来のため、そして世界平和実現のために積極的に取り組んでいます。
http://nippon-saiko.jp/ningenryokutaisyo/outline/
人間力大賞
この賞はですね、最高賞金がなんと100万円でした!
この年の5月末に日販を独立して、色んなコンペに応募していた時期に見つけました。

日本中のコンテストを集めた「登竜門」というサイトがあります。
学生に限らず企画力に自信のある方にはおすすめです!
私は今までこのサイトで3件の企画に当選し、計101万円を稼ぎました!
https://compe.japandesign.ne.jp/
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6月某日に1次選考に通ったという連絡が届き、2週間程度の一般投票期間を挟み、
6月23日に最終選考会が開催されました。(アルピニストの野口健さんも選考委員!)
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このような資料を作成し、プレゼン3分・質疑応答2分というまるでビブリオバトルのような発表形式を聞いて「これは俺が必ず優勝するだろう」という根拠のない確信を持ってしまいました。(プレゼン直後にこれは行ける!と思い込みました)
待機室でとんでもない時間を待たされる中、他の最終候補者と談笑し、誰よりもその場を楽しむことで、自分が絶対に一番人間力があるだろうとさらに慢心していました。

選考会の後、知人で日本で一番有名な社会起業家がクラウドファンディングで1000万円を募集し、650万円くらいで1週間止まっていたので、人間力大賞の賞金で(まだ決まってないのに)50万円を寄付するという荒事もしてしまいました。(最終的に1,453万円を集めたそうです)
https://readyfor.jp/projects/12735

その結果(皆さんもう分かりますよね)
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見事、会頭特別賞(つまり参加賞)で獲得賞金0円を達成しました!
クラウドファンディングには自前のビューカードで決済したのですが、
限度額50万円のカードに50万円の支払いができる訳はなく、
家族のカードで払わせてもらい、母に現金を手渡しました。(ポイントは母の総取りです)
さぁ、どうしよう。100万円得て50万寄付して50万手元に残るはずが、
マイナス50万円!(他の受賞者の皆様は本当に素晴らしい人たちでした!)
この顔を見てやってください。半ば放心しているはずが腹立つ表情ですね。
フラグが立ったとはこういうことかと身に染みて実感しました。

この頃の総財産は引っ越しと投資と寄付と家賃が嵩んで、250万あった現金も残り30万。
しかも、無職!(2017年7月23日時点) あてにしていた就職先からも断られて大ピンチ!
なんということでしょう笑

幸いこの3日後に救いの手が差し伸べられるのですが、それは次の記事でご紹介します。
最後に、第31回人間力大賞で応募したエントリーシートを掲載します。
人間力大賞①
川崎市教育委員会を通じて、市内全域の小中学校・特別支援学校の学校図書館関係者を対象に、ビブリオバトルの授業導入のための研修会を実施。川崎市は子供の不読率(1か月に1冊も本を読まない割合)が全国平均よりも高く、対策としての読書教育を川崎市の福田市長に提言。川崎市立中原図書館・多摩図書館・宮前図書館、麻生市民館、井田病院、岡本太郎美術館で市民に無料で読書講座を公開し読書を通じた交流を促進。
人間力大賞②
大学生の「読書離れ」対策として、殆どの学生が海外留学に興味を持っていることに目をつけ、大使館でイベントを実施すれば学生が集まるのではないかと仮定する。アメリカ大使館広報・文化交流部アメリカンセンターJapanに直接企画を提案して、半年間の交渉の末に実現した。冒頭ではハーバード大学の学生が英語で本を紹介し、その後のビブリオバトルでは「アメリカに関する本」をテーマに40名の高校生・大学生が参加。
人間力大賞③
長野県安曇野市学校図書館教育協議会に講師として招かれ、ビブリオバトルの授業導入を行う。国語の授業の中で【『活きる授業』 お気に入りの本で戦え!~ビブリオバトルに挑戦~】として会場校の中学3年1組が選定され、全5回の授業で「話す力」「アドリブ」「身振り手振り」「傾聴力」「質問力」「書く力」「読解力」を育み、文部科学省の提唱する「単元を貫く言語表現」を体現する授業が行われた。最終回は研究授業として公開。

【質問1】活動を始めたきっかけを教えてください
ビブリオバトルと出会ったことを契機に、読書の楽しさを多くの人に知ってもらいたい一心で読書普及活動を始める。初めて自分で講座を開催した際、小学4年生と80代の方が本を通じていつまでも話している光景に衝撃を受け、読書は世代を超えて人が交流できるきっかけになり得ると確信する。
「この一冊で人生が変わった」という話を様々な世代から直接聞くことができる絶好の機会であるため、主催すること自体を楽しめている。

【質問2】この活動を通してどのような未来を実現したいと思っていますか(ビジョン)
自分の好きな本を紹介することで参加者の相互理解が抜群に深まるため、お互いの多様性を認め合うための「いじめ撲滅」ツールとして特に学校を中心に広めて行きたい。
また「どの本を読んだら良いのか分からない」生徒たちを対象に、生徒たちの趣味嗜好をアンケート調査し、それぞれの興味を持っていること・夢を実現するための一冊を、義務教育で毎年一冊ずつ提供したい。座右の書を気軽に語り合える未来を、教育の場から実現する。

【質問3】未来を実現するために今行っている具体的な活動をお答えください(アクション)
とある中学3年生の1クラス33名を対象にアンケート調査を実施し、それぞれの興味に基づく選書を行った結果、クラス全体で1ヵ月の読書量が平均3.2倍向上した。また、「話す」「聞く」という従来の教育に不足していた訓練を実施することで生徒たちの自己表現力が上がり、積極的に発言することができる生徒が増えたと担当教師から報告を受けた。
ビブリオバトルを通じて自分の好きなことを語り合えるクラスの事例を増やして行きたい。

【質問4】あなたの行っている活動は社会にどのような影響を与えていますか(インパクト)
角川ドワンゴ学園N高等学校で2017年4月より通学コースが新設され、毎日40分間の読書教育が実践されている。サークル・リーディングに採用される本の選定や、書評合戦ビブリオバトルの授業導入が私に一任されており、日本最先端の高等学校での読書教育が実現している。
また、私立小学校連合会の夏季研修会でも講師を務め、地元企業から生涯学習としての読書教育講座を依頼される等、世代を問わずに読書普及活動を続けている。

【質問5】あなたの考えるリーダーシップをお答えください
周りにどのような評価をされようとも強いビジョンを持ち続けて、企画・実現する力である。その自信は圧倒的な行動力に裏打ちされており、目標達成に向けて一度腹を括れば、いつまでも走り続ける能力が必要とされる。
また、純度の高い個性と共に求められるのは周りを巻き込む力である。企画実現に向けて自分と共鳴する人を着実に増やし、ひたすら地道な作業も厭わない覚悟、まさしく「鉄は熱くなるまで打て」を体現する資質である。

私を推薦していただいた川崎青年会議所には深い感謝を申し上げます。
最後のリーダーシップに関する記述は、私の行動指標そのものです。
様々な企画に挑戦することで文章化(アウトプット)し、書くことでまた思考がまとまります。

これからも過去をまとめていきますが、それは今の視点から再構築するということです。
まずは毎日更新!平日が難しいかもしれませんが、夜9時に投稿できるように頑張ります!

今後とも宜しくお願いします。

小松雄也